【うた】黒沢尻西小学校 校歌

黒沢尻西小学校　校歌

作詞　高橋六介　　作曲　鷹嘴　洋一

一、朝日がのぼる日がのぼる
希望も高く大空に
心の窓をあけひらき
まなぶわれらにほこりあり

二、その名も遠い萩の江に
自主の校風うけついで
明るく強くたゆみなく
はげむわれらにちからあり

三、北上川に色そえて
平和の花の香もたかく
のびゆく明日の日本を
せおうわれらにひかりあり

黒澤尻見聞古記 8 御町かざりの松木切下のこと

一、元祿七年戌の五月六日に左傳二申候は拙者屋敷のはしに御町かざりの松木にかれまつ壹本御座候。風のふき申度にふきおれ家やふれ申候と存候而、迷惑に御座候。何とそ爲切可被下候由左傳二申候。就ては同廿九日に御代官衆へ其段申上げ御許し、拙者用水せきに樋無御座候故其段申上げ、樋に拙者與五左衛門樣よりもらひ申候。閏五月四日に切申候。其並びにぼんくひ松壹本御座候に見苦しく候故頓て樋木貮本切申候。義右衛門、久左衛門、喜三太郎、傳兵衛。

黒澤尻見聞古記 60 御巡見樣御通に付柵木御立替のこと

一、享保貮年酉の七月に御巡見樣御通に付本町兩境柵木御立替被成候。柵木四十本御代官太田平七殿設楽六郎左エ門殿御兩人□願上、酉の四月廿七日より五月二日に建仕廻申候。木元は高木通更木村より參候。右賦御人足は江釣子横川目より人足にて賦り申候。大工は久藏七兵エ長作三人被仰付相立申候。右扶持方米公儀より被下候。外に貫貮枚御代官衆より請取申候。

 

黒澤尻見聞古記 44 醫者牧庵追放のこと

一、□□牧庵儀女房男子圓之助親子三人、寶永四年亥の四月廿九日に宮手茂兵衛殿、小山田善左衛門殿兩人より被仰付候は、牧庵其方儀ふかうせき者と御聞被及、盛岡郡山花卷二郡中へ妻子共に立入間敷候由、其外御領内何方成共勝手次第に居可申と被仰付御同心彌十郎、七右衛門兩人付地頭五人組合之内壹人指添遺し候樣にと被仰付、地頭利左衛門組合より與九郎頼入日用かき四ツ半時頃に花卷より直ぐ遠野境へ追放に成申候。五人組頭德兵衛、仁右衛門、治右衛門も承候。藥箱諸道具牧庵居所知り候はば、追而地頭に爲持こしくれ候樣にと被仰付候。五月朔日九つ時分に組頭德兵衛治右衛門連立候而利左衛門所に參り諸道具改拂申候へば八百六十二文に賣申候。菓箱等藥物本共諸品御座候。是は牧庵へこし申筈にて拂不申候。右之通おともと申所に居候由藤助子庄藏持參代物共に相渡し牧庵請取有之候。

黒澤尻見聞古記 52 狗橋燒跡のこと

一、正德元年三月十八日之晩、狗橋二ヶ所程何者か燒申候。就て同十九日之朝町内老共に相談申候而花卷へ御披露候に罷上り候。下代衆被申候は、殿樣御登前御用御取込被遊候間御通過に御披露可致候由に候間被歸候。然は右橋燒候者共見届候者有之ば風聞仕候。其品品七十郎、二郎兵衛と申者委細存候由承間右二人三月廿二日の夕呼寄承り候へば、同廿日に仙臺領水澤之者遣に罷□候時分□助と申者途中々委細咄候事申候間、右□助よびよせ承候へば、七十郎二郎衛、喜三郎外長二郎と申者共道連にて咄仕候通一々咄申候。四月廿七日の晩。