酒屋箒木の覺
一、〇黒澤尻御町酒屋ほう木の覺
一、壹本 石高貮拾五石 黒澤尻町 平左衛門
右箒延寶五年に申請候
一、壹本 同四十五石 同町 善兵衛
この善兵衛は花卷川口町より元祿九年十一月十五日に引越申候
一、壹本 同貮十五石 主は仁左衛門、忠兵衛作、
此ほう木延寶五年に申請候
平左衛門、仁左衛門は先年よりのほう木に御座候
右三軒は元祿九年より同十二年にて酒造り居申候、新箒は御減少被仰付候右三軒は同十三年には相止申候
〇酒造り不申ほう木又作り申覺
一、壹本 貮十五石 黒澤尻町 左兵衛
此ほうき延寶五年に申請候
一、壹本 貮十五石 同町庄三郎作り 甚之助
延寶五年に申請候
一、壹本 貮十五石 同町長右衛門作り 甚兵衛
このほう木元祿七年八月申請候
一、壹本 貮十五石 同町源五郎作り 善三郎
このほう木延寶七年十一月朔日に鬼柳町にて申請其かしより本町に引越申候
右四軒は元祿八年より同十二年にて酒作り不申御留ほう木に御座候所に同十三年十月朔日より酒作り候様にと被仰付作申候。當年より毎々酒屋共とかく年に作り候様にと被仰付候
一、貮十五石 新町 文二郎
此ほうき貞享二年新町五左衛門申請同三年に文二郎方へ請取候。御代官鈴木七郎、右衛門様太田原清右衛門様御支配之節御證文取上被成由に御座候。
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