昭和12年 岩手縣 列車・電車・船舶・汽動車 便覧 より 八戸線
2013.08.14 |Category …郵便で、…
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八戸-久慈間の営業は今も変わらず。
尻内駅が八戸駅に、八戸駅が本八戸駅に、種差駅が種差海岸駅に改称されている。
八戸線のガソリンカーのことがよく分からん。
ガソリンカー自体はガソリンエンジンを動力とするガソリン動車とのことであるが、経済性が悪く廃れたらしい。
神戸大学の新聞記事文庫、昭和8年の大阪毎日新聞によると、
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00102872&TYPE=IMAGE_FILE&POS=1
「三土鉄相は公益経済中心主義による国有鉄道の経営、建設事業の革新につとめこれに伴い国鉄幹支線で交通量の頻繁な区間及び支線中列車運転に年々赤字をつづ けしかも重量貨物の移動なく主として旅客その他軽量短距離を輸送主眼とするものは地方の情勢に徴して不経済な列車運転を中止し経済的なガソリン・カーを配備運転する方針を決定した、」
ということらしい。 で、
「鉄道省が過去数年間に試験的に運転しているガソリン・カーは横浜線・・・・・・の十五線であるが、これらのガソリン・カー営業成績は大体に列車運転よりも五パーセント乃至七パーセントの好成績をあげているので八年度末から九年度にかけいよいよ試験時代を脱して本格的にガソリン・カー運転を開始することにな」
った模様で、
「久しく調査研究中の結果左の二九路線に対し 一斉に運転を開始することになった」
結果、その29支線の一つとして、
「【仙鉄局管内】・・・、八戸線(尾内鮫間)川俣線、・・・」
が選ばれ、上に掲載された時刻表で運転された、ということなんでしょう、きっと。
八戸の歴史を調べれば、判ることかもしれないが。
八戸線には昭和9年に、長苗代駅、小中野駅、白銀駅が新設されているが、八戸線時刻表には駅名が無い。
ガソリンカーの時刻表にのみ掲載されているところをみると、ガソリンカーの運行は尻内-鮫間のみで、新設駅はガソリンカーのみの専用駅だったということか。
積載できるガソリンの量から、久慈駅までは運行できなかったということか?
う~、誰か教えて~。
昭和12年 岩手縣 列車・電車・船舶・汽動車 便覧 より 大船渡線
2013.08.14 |Category …ぶつぶつ・・・
昭和12年 岩手縣 列車・電車・船舶・汽動車 便覧 より 橋塲線
2013.08.14 |Category …北上で、…
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橋塲線とは現在の田沢湖線のことで、橋塲軽便線としてスタート。
終点の橋塲駅は、Wikipediaによると、現在も廃止されておらず、休止状態の駅らしい。
http://yamaiga.com/rail/hasiba/main.html に、現在の橋場駅の様子が掲載されています。
ホームページ中にある、「ただ時に身を委ねた、永遠の終着駅」との一文があるが、う~ん、、、なんちゅうか、かんちゅうか、である。
雫石-橋場間は昭和19年に休止、昭和39年に雫石-赤渕間が完成し橋場線に編入、そのまま橋場は取り残され、国鉄分割時にJR東日本には継承されなかった。