カグラモチ
2022.07.21 |Category …北上で、…
軽く練った飯を太い串に巻き付け、こんがりと焼上げたもので、山に入る時の携行食だと書かれている。
御幣餅のようだ、ともある。
写真も添えられており、まさしく、である。
ただちょっと気になったのが、「カグラモチ」という呼び名だ。
もち米の品種に「カグラモチ(水稲農林糯145号)」がある。
そもそも御幣餅とは、うるち米で作られるものだ。
夏油の四季に出てくる御幣餅様のカグラモチとは、もしかして、もち米で作った御幣餅で、携行のためタレも付いていない焼餅ではなかっただろうか。
うるち米ではないため、"コシヒカリ弁当"的に、意識的に品種名のカグラモチと言っていたのではなかろうか。
うるち米の御幣餅は江戸時代からあったが、もち米の御幣餅はいつからか。
料理レシピが溢れ返っている現代と違い、35年以上前の夏油では、別のものとして認識されていたのかもしれない。
当時、北上でカグラモチが栽培されていたかは、知らんけど。
な~んてね、そんこと、思った。
タレ味のついていない串に刺したカグラモチ焼餅を、夏油の郷土味、的なものとして、売り出せないかね。
古民家カフェとかでさ。
私の思い付きが正しいかどうかは分からんけどな。

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