地域教育力って何?
2015.07.10 |Category …北上で、…
市の教育委員会が北上市地域教育力向上推進委員会を設置したってことだった。
あ~、年度初めに募集してたっけ。
去年、地域教育力向上基本計画が作られている。
http://www.city.kitakami.iwate.jp/docs/2014052902289/files/1398052166170.pdf
あれだよね、文科省のこれだよね。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpba200501/001/002/0101.htm
合い言葉は「学びあい みんなで育つ 北上っ子」で、市民運動として効果的に展開するんだそうだ。
でもなー、地域の教育力って、今一つよく判らんのだよな-。
基本計画では、地域教育力を「地域の人材、施設、自然環境、地域行事等を生かしながら地域社会全体で子どもたちの学ぶ力を育てていく力」と定義しているようだ(基本計画3ページ目)。
でもなんで、「定義する」と書かずに「捉えます」って曖昧に書くんだろ。
「(1)地域教育力の定義」ってとこに書かれているから、定義しているんでしょうけど。
う~ん。
そして判らんのが、12ページ図1に「子どもたちの目指す姿」ってあるの。
押しつけてない?
そんなの子どもたちの勝手じゃないの?
「子どもたちに期待する姿」じゃね?
それとね、教育される側の子どもにも役割を担わせてるんだよな-(13ページ図2)。
どういうこと?
目指す姿ってさ、教育の目標であって、それを達成させるのが「力」かと思うのだが、自分。
達成できなかったら、子ども達にも責任があるかのような考え方になってないか?
なんか、すごい心配。
これ、私の考え違い?
やっぱ、地域の教育力って、ぴんとこないなぁ。
のは、私だけ?
地域の教育力とは何か、その前に、地域の教育とは何か。
学校の教育とは何か、地域の教育とは何か、家庭の教育とはないか。
教育という言い方がかたければ、学校は何を教えるのか、地域は何を教えるのか、家庭は何を教えるのか。
子ども達は学校で何を学ぶのか、地域で何を学ぶのか、家庭で何を学ぶのか。
そういうのが在って初めて、地域で伝統文化の伝承だとか、地域の人たちの交流だとか、アイサツ運動だとか、の意味がハッキリしてくるし、個々の事業どうしの関係性の構造がはっきりし、事業間の連携方法や共有すべき点が明確になる。
明確になれば、その効果の向上が図りやすくなるのではないか。
第一、実施する側のスタッフ一人一人の意識が明確になる。
・・・かな。
いかんな、ちゃんと読んで、勉強しよ。