定住希望51%の重み
2012.10.07 |Category …北上で、…
先週の(夜中の12時を過ぎたので先々週か)新聞に、震災で北上市に避難している人たちへの調査で、このまま北上に定住を考えている人たちが51%半数以上いるという結果が出たそうな。
回答率は273世帯に対し50%。
今日時点で北上市のHPには270世帯584人の人が避難しているとなっているので、アンケート時点とほぼ同じ。
なお故郷に帰りたい人は14%。
残り35%は、まだ決めていないということか。
他市の調査でも同様の結果になっいるとの事。
北上に限ったことではないということだが、51%というのはダントツ。
北上市は住みやすいのだな、って思った。
そんな単純な話じゃないんだけど。
故郷に帰ると答えた割合が高いのは65歳以上の男性とのこと。
もしかすると35%の多くの人たちは働き盛りの人たちなのかもしれない。
51%の定住を考えている人たちは、既にこちらで仕事についている人たちかもしれない。
沿岸部の就業状況が改善させないと、帰るに帰れない状況もあるのだろう。
今年の3月に沿岸部に行ったときは、後始末だけで復興はまだ始まっていない、そんな印象を受けた。
そんなはずは無いが。
市では故郷に戻ることを念頭にサポートしてきた。
が、定住希望者が多ければ、それに対する支援も検討しなければならないと考えているそうだ。
しかし、そういう支援をすると益々帰り難くなるだろう。
そういう支援をすることが良いことなのかどうか、また悩ましい所なのかもしれない。
時間に解決を委ねられる問題ではない。
今日ご飯を食べなけばならないのだから。
しかし、そのための支援の仕方によっては、その人の未来を破壊しかねない。
その類の嫌な噂を聞いたこともある。
う~ん・・・
(眠い中で考えることじゃないな)