黒澤尻見聞古記 43 土澤町にて荷ぶり出錢の覺

一、土澤町にて荷ぶり出錢の覺

一、米壹駄に付五銭　一、五十集荷壹駄に付三文、但し土澤町に馬有之繼候分は右之通可相出候。馬無之通し馬御荷ぶり不相出候筈。

一、五十集之者參候馬は壹人壹疋宛、御荷振不相出筈、右之通馬繼候節荷物貫目等は相對次第可仕候筈、此通寶永四年亥の四月廿一日暮六つ時御書付參候。新町檢斷利兵衛方へこし申候、右の御状本町二日作子作十郎持參御代官衆よりの御書付又利兵衛方より拙者方へ返し申候。其時の組頭壹番組は伊右衛門子清五郎參候。二、德兵衛。三、藤助子庄藏參。四、孫十郎。五、喜右衛門。六、喜右衛門。七、喜惣右七人之者共へ急度申渡候。即時其晩申付候。