二重丸日付印 陸中黒沢尻→陸中郡山
2022.08.17 |Category …北上の郵便で、...
コメントにて、見落としてた点を指摘していただきました。
二重丸型が使われていた明治21年までには、鉄道は動いていない!
鉄道開通は23年!!!
しまった~、です。
指摘にもありましたが、鉄道が無いので、郵便は川運か陸運か、になる。
川運(舟運)を指摘されて気づいたんですが、日詰に郡山河岸があった。
だから郡山までは確かに舟かも。
でも黒沢尻からは上りになる。
黒沢尻と盛岡の間は上り4日、下り半日だったそうなので、上りだと仮に単純に郡山まで半分の距離とすれば、4日の半分の2日かかることになる。
その日のうちに届くは無理。
ということは陸運か。
今度調べてみっかな。
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参考
-------- (2022.8.17 投稿)
二重丸型日付印 KB2型(国・局・かな)
引受局:陸中国黒沢尻局6月1日い便 → 到着局:陸中郡山局6月1日ろ便
郡山郵便局とは、「陸中」とあるから当然福島県の郡山郵便局ではない、あは。
現・紫波郵便局の事である。
昔は日詰と二日町を併せた一帯を郡山と言ったのだそうだ。
紫波郵便局は開業当時は「郡山」で、明治37年に「日詰」となり、「紫波」になったのは昭和31年になってから。
黒沢尻局の「い便」と郡山局の「ろ便」の集配時刻が分からないので、どれくらいで届いたのかは分からない。
い便は朝だろうけど、ろ便は?
午前、午後くらいのことか。
二重丸型日付印は明治21年8月までの使用とのことだから10年後の時刻表となるが、明治32年の鉄道時刻表を見ると日詰-黒沢尻間は1時間5分となっている。
ということは、半日くらいで届いたということか。
ま、配達までとなると、もっとかかっただろうけど。
日本における鉄道の開設には日本近代郵便の父・前島密も係っていて、鉄道の仮営業中から郵便物輸送に鉄道を使っていたそうである。
だから当然、この郵便物も日詰までは東北本線を使って運ばれたんだろうなぁ、と。
差出人は陸中黒沢尻の木村新治郎さん(?)。
に木となってるので、商店なんでしょうね。
何を商ってたんでしょうかね。
あ~、ここまで書いて、10年前に陸中郡山郵便局までの丸一型日付印のことをアップしていたことに気づく。。。
なんだかなぁ。
ホ便で引き受けて、同日ホ便で到着している。
すんげぇ、はえぇ。。。

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