夏油温泉の由来
2009.12.09 |Category …北上で、…
それによれば、856年(斉衡3年)に慈覚大師が発見されたとする説、1375年(永和元年)に平家の落人の末裔であるマタギの四郎左エ門が発見したとする説の2つが載っている。
パンフと同じ内容が市のホームページにも載っている。
http://www.city.kitakami.iwate.jp/sub03/kanko/kanko03/page_1145.html
JTBのホームページには動物が開湯したといわれる温泉として夏油温泉が載っているが、由来が違う。
850年前に平家の落人の末裔であるマタギの高橋四郎左エ門が傷ついた白猿を追った狩人によって発見されたという説を載せている。
850年前では1160年ころになって合わない。
http://www.jtb.co.jp/kokunai/onsen/doubutsu/detail.asp?Dept=13&Dest=06
この説と同じことを書いている個人のホームページもある。
パンフレットを作っているのは市であろから、パンフと市の内容が同じなのは当然。
853年と850年前が、どこかで混同されたか?
内務省衛生試験場の報告書(1930年)では慈覚大師発見説を取っているそうだ。
江戸時代には東の大関だったこともあり、温泉場まで黒沢尻から丸一日かかったらしい。
まさに秘湯。
車で行けるようになったのは1968年。
40年前のことだ。
あっそう、まだ、そんなものなんだ。