ATACカンファレンス2013京都
2013.10.08 |Category …ぶつぶつ・・・
★転載自由というみとで、転載しました
_____________________
★ATACカンファレンス2013京都のご案内(転載自由です)★
ATAC(エイタック)カンファレンスは1996年にスタートした,支援技術とコミュニケーション技術に関するセミナーを中心とした会です。
______________________________________________________________________
◆今年のATACカンファレンスのテーマは「比べて観る」
ATACカンファレンスではICTを使って困難に直面した人の壁をどのように打破していくか,そして,教育や福祉の中で人と技術がどのように共存できるかを模索してきました。しかし,近年の技術開発のスピードは急です。パソコンやインターネットに驚いている間に,スマートフォンやタブレットPCが普及し,新たな教育や支援の道が開けてきています。
一方,その機能の素晴らしさに魅かれるあまりツール中心の教育や支援が増えているのは残念な事です。ツールの機能が不十分で人が関わらなければならない要素が大きかった時代の方が相手にしっかり向き合った教育や支援が行われていた気がします。そこでATAC2013では「比べて観る」をテーマに以下の2つを柱に開催します。
1つは「基本に帰る」。日々の忙しさの中で先輩から後輩へのいわゆるツボの伝達が不十分なのかもしれません。若い人の中には大事なポイントが抜け落ちた形だけの教育や支援もみられます。このテーマのセッションでは,障害のある人の支援や教育において見失ってはならないものをお伝えします。
もう1つは「先を観る」。様々な技術が登場し社会制度もめまぐるしく変わり,その中で混乱している人もいるのではないでしょうか? これから未来がどうなっていくのか見通しを持っていないと教育やリハビリは陳腐化してしまいます。このテーマのセッションではロボットなど最新の技術を紹介しながら未来を考えて頂きます。基礎を学びつつも未来を見通す実践のために今年のメインカンファレンスでは「タブレットと絵カード」「人とロボット」「スイッチとキネクトOAK」など2つの対比を楽しみながら自分の実践を観て頂こうと思います。
これまでのATACカンファレンスは多くの部屋で自由に選べるカンファレンスでしたが,今年はATACの主旨と今後の目指す方向を理解して頂きたく,部屋を絞って出来るだけ同じセッションの中で情報を共有して頂いたうえで議論を深めて行きたいと思います。詳しく実践的な知識を身につけたい方のために,少人数で学べるマイクロセッションも行います。
初日のプリカンファレンスでは従来通りテーマをしぼって一日ゆっくりと学んで頂きます。すぐに実践に役立つように,事例紹介や体験ワークショップを出来るだけ多く盛り込んだセミナーですのでこちらにもご参加ください。
ATACカンファレス2013 京都 「比べて観る」
~電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)に関するカンファレンス~
・日時:2013年12月13日(金)- 12月15日(日)
・場所:京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)
・参加費:プリカンファレンス(12月13日)10,000円
メインカンファレンス(12月14-15日)14,000円
(★10月31日までの事前申し込み特別割引料金)
詳しくは以下のホームページを参照ください。
http://www.e-at.org/atac/2013_12/index.html
◇◇◇ プリカンファレンス 13日(金) 全8コース◇◇◇
基礎セミナー【定員各30名】
・「知的障害や自閉症とのコミュニケーション AAC」
青木 高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)
中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授)
・「重度重複障害の子どもたちの生活・コミュニケーション支援」
谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭)
中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授)
・「発達障害の子どもの親や特別支援教師に役立つiPadアプリ」
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)
平林 ルミ(日本学術振興会 特別研究員)
実力Upセミナー【定員各30名】
・「学校や職場での合理的配慮とは何か? DO-ITの事例を通じて学ぶこと」
近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)
・「障害者雇用の問題点と新しいチャレンジ」
岡 耕平(滋慶医療科学大学院大学 助教)
・「当事者研究入門 新しい障害への気づき」
熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター 特任講師/小児科医)
・「支援技術開発の過ちから学ぶ新たな開発の方向性」
巖淵 守(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)
渡辺 崇史(日本福祉大学 准教授)
・「認知・心理検査を正しく理解する 障害を簡単に理解し指導するコツ」
河野 俊寛(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員/言語聴覚士)
◇◇◇ メインカンファレンス メガセッション 14日(土) ◇◇◇
・Opening「比べて観ることの大切さ」
中邑 賢龍(東京大学 教授)
・「障害って何? 当事者から障害を見つめると・・・」
熊谷 晋一郎(東京大学 特任講師/小児科医)
・「身の回りにあるテクノロジー(アルテク)が生み出す最新の支援技術」
巖淵 守(東京大学 准教授)
・「パソコンは私を変えたか? 短歌で綴る重度脳性まひ者の人生」
三谷 泰夫(歌人)
・「特別支援教室の先生に便利なiPadアプリ体験」
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)
・「知的障害のある人とのコミュニケーションを考える 絵カード VS タブレット」
中邑 賢龍(東京大学 教授)・青木高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)
・「当事者の語りから自立を促す教育を考える」
橋倉 佳代子・奥山 俊博(東京大学 学術支援専門職員)・
中邑 賢龍(東京大学 教授)
・「発達障害の子ども達の日常にタブレットを持たせたら -彼らはタブレットをもって受験できるのか?-」
平林 ルミ(読み書きラボ・ココロ)・新谷 清香(読み書きラボ・ココロ)・近藤 武夫(東京大学 准教授)
・レセプション
土曜日のカンファレンス終了後に,軽食と飲み物を用意したレセプションを開催します。
定員がありますので事前に申し込みが必要です。参加費は別途5,000円となります。
◇◇◇ メインカンファレンス メガセッション 15日(日) ◇◇◇
・「読み書き無しで学べる学校を探して 多様な学びの場の創造」
新谷 清香(読み書きラボ・ココロ)・福本 理恵(Life Seed Labo)
・「支援技術を活用する時に忘れてはいけないこと 共感的視点と納得のプロセス」
畠山 卓朗(早稲田大学 教授)
・「重度身体障害のある人の残された機能を引き出す「キネクトOAK」体験」
巖淵 守(東京大学 准教授)
・「災害に備える 防災食に学ぶ」
福本 理恵(Life Seed Labo)
・「宇宙ロボットが目指す社会 最先端ロボットがやってくる」
高橋 智隆(株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社長)・
大和 信夫(ヴイストン株式会社 代表取締役)・
中邑 賢龍(東京大学 教授)
・パネルディスカッション「タブレットPCを使った特別支援教育
魔法プロジェクトを通じて学んだ○と×」
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)・
青木 高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)・
谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭)
・Closing「比べて観て分かったこと」
中邑 賢龍(東京大学 教授)
◇◇◇ ミニセッション 14,15日 ◇◇◇
「展示企業による機器セミナー」
「教育実践研究発表」
「活動紹介」他
◇◇◇ マイクロセッション 14,15日 ◇◇◇
(定員10名) *当日の事前予約が必要です
・「学習に遅れのある子どもを助けるiPadアプリ体験」
平林 ルミ(日本学術振興会 特別研究員)
・「新しい障害者雇用の試み」
近藤 武夫(東京大学 准教授)
・「読み書きの苦手さを理解する簡単な検査「URAWSS」体験」
河野 俊寛(東京大学 特任研究員)
・「障害や病気のある子ども達の大学・就労体験プログラム DO-IT Japan 紹介」
門目 紀子(DO-IT Japan コーディネータ)
・「肢体不自由の人のパソコンやスマホ操作で注意すべきこと」
渡辺 崇史(日本福祉大学 准教授)
・「肢体不自由のある子どもの生活力を育てる体験プログラム Wishプロジェクト紹介」
谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭)
・「知的障害や自閉症の子どもとのコミュニケーションアプリ「DropTalk」体験」
青木 高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)
・「特別支援教室の先生に便利なiPadアプリ体験」
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)
・「不登校の子供の学習に便利なサイト体験」
新谷 清香(読み書きラボ・ココロ 相談員)
また,‘研究・実践ポスター発表’,‘テーブルデモ発表’,‘提案型セミナー’などの研究・実践発表も広く募集しております。
発表申し込み 締め切り 10月31日(木)
詳細は右記まで http://www.e-at.org/atac/2013_12/presen/index.html