絵葉書 横川目笠松（其一）

（黒沢尻名所）　横川目　笠松　（其一）　　（小田島発行）１０

と、そのバリエーション

絵葉書 横黒東線全通記念絵葉書 ４枚組

大正１３年１０月　
横黒東線全通記念絵葉書
鉄道省盛岡建設事務所


仙人隧道対岸当楽（アテラク）の全景
本線中絶景の一にて和賀川の碧潭に臨み全山五葉の松及
紅葉を以て名あり [対岸は仙人隧道横坃を穿ちたるところ]




仙人隧道黒沢尻口の全景 [十四哩四十九鎖附近 延長約一哩]
平和街道の最難所なる仙人峠の峻険も本
隧道開削せられて運輸交通に新紀元を画せり




鳥観図




横黒東線和賀仙人大荒沢間建設工事概要


横黒東線和賀仙人大荒沢間建設工事概要

測量着手　大正五年
起　　工　大正十一年一月
竣　　工　大正十三年十月
線　　路
　　　延長　　二哩二十三鎖六十一節
　　　最急勾配五十分之一
　　　最小半径　十五鎖
用　　地　総坪数　六町五反十歩
切　取　約四千六百七十二坪
築　堤　約一万四千七百十坪
橋　梁　総計三ケ所　延長七十呎
溝　橋　総計二ヶ所　延長十八呎
伏　　樋
　　　下水渠　一ヶ所
　　　土　管　十七ヶ所　延長五百九十八呎
隧　　道　一箇所　延長四千七百六十六呎五
停車場　　大荒沢（和賀仙人より二哩三分）
軌　　道
　　　軌条第三種六十封度
　　　施工基面より軌条面迄一呎二吋


建設費概要

田　　地　　約二万二百二十三円
土工其他　　約十五万五千五百九十円
橋梁（溝渠も含む）　約八万四千九百四十円
停車場　　　約三万四千五百九十一円
諸建物　　　約十五万三千四百六十七円
隧　道　　　約百二十五万九千四百四十四円
軌　道　　　約三十一万二百七十三円
通信及保安設備　約一万二千七百三十円
総計金　　　約二百三万一千二百五十八円
　　俸給諸給を含まず
一哩当り工事費約　八十八万三千百五十六円

絵葉書 平和橋より見たる和賀軌道人車鉄道

平和橋より見たる和賀軌道人車鉄道　（理想閣発行）

大正4年3月1日の消印のある実逓便で、仙人山の山中の斉藤某から立花村の八重樫某に差し出されたもの。
大正2年に馬車鉄道に変わっているんで、消印が大正4年というのは、ちと残念。

人車鉄道なんだから、車を押す車夫がいるはずなんだが、車両しか見えませんね。
これも残念。






こっちの絵葉書だと、ちゃんと車夫が押してるんだけどね。






撮影上のことなのか、実際そうなのかはからないが、見た感じでは、上の絵葉書は傾斜が下り、下のは上りに見えなくもない。
下りだから車夫も乗り込んでいる、のか?

絵葉書 夏油温泉

固定公園夏油温泉の絵葉書。
７円時代のもり。

ハガキが７円だったのは昭和４１年７月から４７年１月までなので、そのころに発行されたものであろうが、国民保養温泉とも書かれており、保養温泉地に指定されたのは７円になる前年の昭和４０年なので、７円になると同時にころに発行されたものではないかな、と。

表紙は天狗岩。




■駒形神社より展望



■姫小松の名所地



■石灰華ドームの壁



■夏油温泉全景



■温泉街の一部



■夏油の大湯



■むし風呂



■薬師神社の祭典

絵葉書 大荒沢鉱山７枚

（大荒沢鉱山）　発電所内部　（千葉写真館製）
（大荒沢鉱山）　卯根倉通洞坑口　（千葉写真館製）
（大荒沢鉱山）　水力発電所　（千葉写真館製）
（大荒沢鉱山）　大荒沢鉱山小学校　（千葉写真館製）
（大荒沢鉱山）　大石岱抗場事務所付近　（千葉写真館製）
（大荒沢鉱山）　山神社　（千葉写真館製）
（大荒沢鉱山）　真吹床　（千葉写真館製）

真吹床のハガキは実逓便で、大荒沢鉱山・及川某から立花村の八重樫某に大正７年に差し出されたもの。