駅弁 廣島上等弁当(広島)
2022.10.22 |Category …ぶつぶつ・・・
広島駅弁当株式会社の前身の一社である創業明治34年の中島价良軒(改良軒)が当時発売した駅弁の掛け紙を使用して発売。
以前駅弁は「普通弁当」と「特殊弁当」という2つのカテゴリーがあったそうで、この弁当は普通弁当(幕の内)に属する弁当だが、その中でもハイグレード、つまり上等の弁当だったそうで。
山陽本線・糸崎~広島間開業110周年を記念して平成16(2004)年に復刻されたお弁当のようです。
てっきり鉄道開業150年を記念したものかと思って買いました。
ってことは、やっぱ、そういうこと?
あ~、復刻駅弁企画の34商品の30番目に載ってるから、やっぱ、この企画としても投入したんだな、きっと。
さて、掛け紙にはいろいろ書いてあるな~。
『御辨當 金拾五銭』
『空瓶土瓶折箱丼当を窓より投げらるると線路工夫などが怪我をしますから腰掛の下に御置きください』
『広島名産 柿羊羹 大30銭 中20銭』
『当駅より西48丁 廣島大本営』
『当駅より西北8丁 饒津神社』
『当駅より西13丁 縮景園』
『糸崎から徳山までの路線図』
『広島駅 中島价良軒 電話389番』
さてさて、中身。
胡麻をまぶして梅干しちょこんと。
これ、塩にぎりみたいな感じかな。
家に持ち帰るまでに、揺らし過ぎちゃったかな。
写真撮る前に並べ直せばよかったな。
けど、明治30年代の駅弁だから(実は買ってからそのことに気づいた)、逆にすげぇ豪華だな~と。
まさに上等。
ま、当時の食生活のレベルがわかんないので、個人的な感想だけど。
当時の駅弁としてはグレードが高かったようなので、間違ってないでしょう。
竹の子の大きさは、好き。
ご飯足りなかったな~。
こんだけおかずがあるからな~。
底が見えてダメとか、ご飯が多いとか、逆にご飯が"薄い"とか、いろいろコメントをどっかで見たけど、そうかなぁ、そんなこたぁーねぇーよなぁ、って自分は思ったけどな。
北上駅で買って、ウチで食べちゃだめだよな~。。。。
ま、売ってたんだから、そう考えちゃだめだけど。
掛け紙の裏には他に戦前絵葉書が掲載されている。
表の図案となっている広島大本営、饒津(にぎつ)神社、浅野泉邸・縮景園の他に、廣島駅と産業奨励館(現・原爆ドーム)の5枚が掲載されていた。