カラスのくるみ割り
2009.10.10 |Category …北上で、…
へぇ~、本当にやるんだぁ、と感心した記憶がある。
今日は更に感心した。
話には聞いていたけど、見たのは初めてである。
4号線を車で走っていたら、カラスが対向車線に立っているのに気づいた。
見ていると、すぐに後ろを振り向いて、悠然と歩きだす。
向こうからは信号が青になって走り出して来た車が近づいてくる。
「あっぶねぇなぁ」
よく見ると、道路の真ん中に胡桃!らしきものが1個。
もしやこれは噂に聞いていた、、、と、考えていたが、カラスは相変わらずのマイペース。
そして路側の白線を越えると、ひらりと飛んだ。
道路わきの柵に止まり、向きを変えて道路側を向いた。
悠然と道路を見ている。
これって、車で胡桃を割るという、噂に聞く伝説?のくるみ割り!、か?
スゲェ
カラス、あったまいい!
私は、それに見とれて、通り過ぎ後も、その様子をずっとドアミラーで追っていた。
自分が危険運転していたことに気づいて、ちょっと青くになった、のであった。
でもね、カラス君。
その位置じゃ、クルミはなかなか割れないと思うよ。
真ん中過ぎるよ。
もうちょっと右か左に寄せないと。
所詮カラスか。
しかぁし。
ウチに帰ってよく考えたら、実は違うのかな、と。
確かにもう少し右か左に寄せれば直ぐにでも割れるだろう。
一回で駄目でも二回三回と車に踏んでもらえる。
しかし、ということは、胡桃が割れた後も次々に車に踏みつぶされ、中身までぐちゃぐちゃにされてしまうことになる。
それではカラスも食べ難かろう。
それよりは、若干確率が低くなるが、あまり車が通らない位置におけば、割れるまでに時間がかかっても、その後、ぐちゃぐちゃにならずに済むわけだ。
割れるまでカラスはじっと待てばよい。
ほんと、カラスって、あったまいいよね。
(そこまで考えているかどうかは分からんけど)
疑問。
カラスの車を使った胡桃割って、どうやって覚えるんでしょ。
一羽ずつが気付いているわけではないでしょ?
キット、伝わっているんだよね。
最初に気づいたカラスから、どうやってか知らないけど、広く伝わっていったんでしょうね。
いやいや、すごい。
これって、カラスにも社会があり、社会が情報を蓄積しているって事だよね?
イヤ~、恐ろしいね。