記号入番号消印とKG印
2023.02.13 |Category …北上で、…
くっきりはっきりしていないのが残念。
記号入番号消印「テ24号」と二重丸印KGタイプ「陸中和賀二三 黒沢尻」の印。
黒沢尻局の記号入番号消印は明治10年から確認され、KGが明治12年からのようなので、このはがきは明治12年か13年の2月3日、なのかな~。。。
なんか日付っぽいのが書かれているような気もするが、達筆で、全然読めない。。。
「郵政博物館の日付印類」に「記番印(記号入番号消印)は明治7年12月に、統一的な抹消専用印として全国に配備された」「明治9年以降、二重丸印で抹消する局が増えてくる」とある。
(2023.2.18追記) ----------------------
コメントいただきました~、ありがとうございます。
御県下紺屋丁 黒澤尻
鍵屋茂兵衛様 八百屋
源八
年賀2月2日夕 御願用
と、書いているのではないか、と教えいただきました。
あ~、なるほどね、夕方に出したから翌3月3日の消印なのねぇ。
実にありがたいです。
太政官布告で新暦に切り替わったのが明治5年末とのことですので、明治12年ころはまだ旧暦でのお年賀は普通だったんでしょうね。
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(参照)
・近辻喜一:郵政博物館の日付印類(郵政博物館 研究紀要 第11号(2020.3))