16年国体の主会場は?
2009.05.03 |Category …ぶつぶつ・・・
その主会場をめぐって北上市と盛岡市が対立しているそうです。
基本的には県都の意地が根底のあるようですが、この対立、どう見ても盛岡に分がありません。
今朝の毎日新聞によると、
陸上競技場は第一種公認が条件なそうですが、北上・一種vs盛岡三種(改修して二種)。
経験でも、北上・高総体(99)、全国スポレク祭(05)vs盛岡・1970年国体以降なし。
道路事情では、北上・インフラありvs盛岡・県のシミュレーションでは難あり。
施設費用は、北上・既存施設vs盛岡・改修に最低100億円+道路工事。
県の考えは、国体の「簡素・効率化」を根拠に「既存施設の最大限活用」を決議していることから、北上開催を覆せるメリットが盛岡に見いだせない状況にある、のようだ。
盛岡は国の補助による改修を主張しているとのことであるが、この不況下での国債増発のつけが今後回ってくることを考えれば、16年の国体に向け、今後国が金を出すのかという点には、大いに疑問である。
つまるところ金がなければできないというのが盛岡の主張であり、それは国体の開催方針に逆行するのであるからして、盛岡開催を主張すること自体が誤りである。
盛岡が県都を自負するなら、盛岡地区の振興よりも県全体を考え、最大限の協力をすることが、岩手県No.1都市としてしての振る舞いではないか。
と、ぶづふつ、思う。
ちなみに今年は新潟県で、以降、千葉、山口、岐阜、東京、長崎、和歌山ときて、岩手、愛媛、福井。
更に、岩手開催の2016年はオリンピックの年で東京が立候補している。
その東京はエコでコンパクト、1964年の東京オリンピックの施設も再利用するなどと言っているわけだから、もし東京が開催地に決定すると、盛岡が岩手国体の主会場のために資金をつぎ込んだり、国に予算要求することは、流れに反する、よね、やっぱり。