こんなところにも北上の資料が・・・
2009.05.02 |Category …北上で、…
本来なら日本人自らが「もったいない」を思想化すべきところなんでしょうが、根本的に確たる思想を持たないが故に(?)、「もったいない」を世界に通用する思想にできなかったんでしょうか。
それにしても、今回の件は日本人の考え方が、世界に通用することと、日本人がそれを示させないことの顕著な例を見せられたような気もする。
この「もったいない」の解説を中東バーレーンでも、「勿体」という本質的な活を表わす言葉と、「無い」という欠如を表わす言葉の組み合わせである、とバーレーン大の先生が紹介していることを新聞で読んだりすると、う~ん、と思ってしまう。
それで思い出したのが、以前、教育委員会が発行した遺跡調査報告書を検索していた時に、
http://juc.lib.cam.ac.uk/spcat/spcat.cgi?mode=3&BID=BN01942137&country=eng
がヒットした。
cam.ac.ukって、イギリスのケンブリッジ大学?
http://www.cam.ac.uk/ って打つと、確かにケンブリッジ大学である。
今回ブログを書くにあたって見に行ったら、なんと今年はちょうど800年目にあたるようだ。
800年続いた大学である。
その根底に脈々と流れているであろう何かを考えると、日本の大学とはケタが違うスケールを感じてしまった。
その大学の図書館が北上市の発掘調査報告書を所蔵しているのである。
あっちから見たら、東の隅っこの、そのまた隅っこの報告書であろう。
そう思うとますます驚きと感心とを感じる。
世界の大学は結構日本の、それも結構細かいことを、世界という土俵の上で研究しているんだなぁと、感慨深い。
今人的には、そんにことを思い出した、マータイさんへの授与であった。