「いわて高等教育コンソーシアム設立記念シンポジウム」が27日盛岡のアイーナで開催された(らしい)。といっても聞きに行ってはいない。
これは文部科学省の戦力的大学連携支援事業として岩手県内の5大学が行うのだそうだ。パンフレットには、「国際通用性や教育の質の保証など大学を取り巻く状況、低迷する大学進学率や県内就職率などの地域的課題に対応するため、岩手県内の4年生大学が連携を強化し、地域の中核を担う人材育成を目指す「いわて高等教育コンソーシアム:イーハトーブキャンパス」を設立して5つの取り組み(20事業)を実施する」とある。
確かに岩手県の進学率は低い。全国最下位グループだ。盛岡はまだしも北上は低い。県内就職率を言えば、北上には大卒を受入る企業が少ないのではないか。北上に理工系の大学が欲しいとの意見はあるようだが、仮にあってもその卒業生が市内に就職する可能性は低い。卒業生のレベルが高ければ高いほどだ。
このコンソーシアムでは20の事業を行うとしているので、高等教育の場が欲しいというのなら、これをどう活用できるか、研究を進めるべきであろう。
5大学のうち4大学は盛岡地区にある。ほっとけば結局は盛岡地区のみとなってしまうのではないか。積極的に北上に引っ張ってくる努力は必要だ。考えていないわけはないだろうけど。
コンソーシアムが何をどう考えているのか分からないので、勝手な事を言えば(どうせブツブツ言うブログだから)、パンフレットをざっと見ると、遠隔講義やeラーニングを北上でも受けられるようにするとかと、地域の課題案件に取り組む公募型プロジェクトにどんどん応募するとか、県内の高校へ講義を配信するならいち早く取り入れるとか、公開講座をどんどん北上で実施させるとか、総合運動公園を活用してスポーツユニオンに参加するとか、北上の歴史・文化を授業化してシニアカレッジに参加するとか、とかとかとか。
ねぇ。頑張って欲しい、北上市!
なんちって。
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